Recording in Toronto on 5-14 October 2005


5-14 October 2005
 前回のトロント日記、長く書いてしまったので今回は少し短めに書きます。
今年6月に10年来の親友畑山さんに誘われトロントに行きToronto Downtown Jazz Festival のSAN MURATA TRIOにゲスト出演させていただきました。そしてその時MURATAさんに色々提案していただいた中「こっちでトロントのミュージシャンとCDを作らないか?」という言葉を真に受けてしまい、本当に作れるのなら作ってみたいと話を進めたところ、早くも10月にレコーディングしに行って来てしまいました。そして更にMURATAさんの提案により違うメンバーで2枚もレコーディングしてしまったのです。
 一枚目は当初から予定していたギターとベースとトリオでのレコーディング。ギターはルーマニア出身のDan Ionescu。非常に美しいカラフルなサウンドの持ち主です。ヨーロッパのジャズフェスなどでも大活躍されている素晴らしいギタリスト。ベースはポーランド出身のJack Zorawski。クラシックもやられてたようで素晴らしいサウンドとピッチ。ベースが大きく鳴っていながら非常に繊細な感覚も持ち合わせている。そして一曲参加のSAN MURATAさん。彼が弾き出したとたん周りの全ての人がハッピーになるヴァイオリニスト。
 二枚目はカナダの超大物ピアニストNorman Amadioとデュオでのレコーディング。彼が共演したミュージシャンはRoy Eldridge, Stan Getz, Bill Harris, Coleman Hawkins, Billie Holiday, Mel Torme, Lester Young, Carmen McRae, Chet Baker, Spanky Davis, Buddy Tate, and others. こんな方と僕が共演して良いのでしょうか?1928生まれということなので今年77歳!信じられません。そしてこちらにももちろんSAN MURATAさんのヴァイオリンが一曲参加。
 今回もMURATAさん畑山さんのお陰で沢山の良い出会いがあり、また何でそこまでしてくれるのか?とういうくらいみんな真剣に良いサウンドが出来るように力を貸していただきました。皆さん凄い人ばかりなのに少しも偉ぶらず、逆に気を遣っていただいて。しかし自分は演奏でもコミュニケーション(英語)でも至らない所ばかりで…。でもなんとか録りきりました。本当に皆さんに感謝です。あとは素晴らしい画家であるMURATAさんになんとジャケットまで描いていただき、畑山さんにそれらをまとめていただいて、年内には何とか一枚目をリリース出来るのではないかと考えております。出来上がりを一番楽しみにしているのはこの僕本人です。リリースされましたら日本でももちろん販売しますので皆さんよろしくお願いいたします。

photo by Nobu Hatayama
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